ブラック企業にありがちな傾向

IT業界の現場は、多岐に渡るいろいろな専門的知識が求められるものである。プログラム以外にも、設計のノウハウ、サーバのノウハウ、ネットワークのノウハウ、端末、プリンタの仕様、文字コード、ミドルウエア、オペレーティングシステムなど、さまざまな分野の知識が必要になる。
自分は設計担当だから設計以外は知らなくていいと思っていても、実際にシステムが本稼働してから、何か想定外の不具合によりシステムが停止してしまった場合、その原因を追究するためにはあらゆる要因での問題の可能性を調査することが必要である。

例えば、プリンタから出力できない場合は、システムの問題であるか、プリンタの問題であるか、両方の知識がないと判定できない。システムの初期画面が起動しない場合、システムの問題であるか、もしくは、ネットワークが不通になっていることも考えられる。また、サーバが起動していない、ということも考えられる。システムの処理が正しく動作せず、システムのプログラムばかり調査していたら、実際はオペレーティングシステムの不具合であることもありえる。
このように、IT業界の現場では多岐に渡る専門的な知識がないと対応できないことが多く、いい企業の場合はそれぞれに専門とする担当がいて、1人のSEに上記のような内容を全て押し付けてしまうようなことはあまりない。ブラック企業の場合は経費削減のため、上記全てを1人のSEに任せてしまう傾向がありがちだ。