内部事情を知ることが大切

IT業界のSEが勤める企業の中には当然ながら、ブラック企業もある。それをSEが判別して勤務先として選ぶかどうかを判断するには内部事情をよく調べなければならない。各企業のホームページや掲載されている求人情報だけでは優良企業に見える場合も多いからである。
内部事情を調べてみなければ残業の実態も上司の権限の強さも、給与の実情についても明確に理解することは難しい。ブラック企業といわれる企業であっても自分にとってはそれほど酷い環境ではないということもあるので、正しく集めた情報に基づいて自分で判断するのが望ましいだろう。

転職の際にはエージェントを利用して、自分が注目している企業の内部事情を調べてきてもらうのが確実性が高い。一方、まだ候補がはっきりと決まっていないのなら絞り込みから始めなければならないだろう。そのときに内部事情を確認しながら吟味するのに役立つのが人脈である。SEの集まるセミナーや勉強会などに参加して人脈を広げ、転職を思い立ったときに相談すると内情がわかりやすい。
その本人が勤めている企業だけでなく、転職経験のあるSEであれば他の企業の状況も把握していることがよくある。SEでなくとも各企業での状況を現場で見て知っている場合もあるので、まずは相談してみるのが賢明だろう。このようにして得られた情報をもとにしてブラック企業であるかどうかを判断し、実際に求人に応募するかどうかを考えればいいのである。